適応障害になった話1

パスタ

2021.06.23(水)
今日は5年ほど前に適応障害になった時の話を書きたいと思います。

もくじ
適応障害になった

私が適応障害と診断されたのは5年ほど前、新しい職場に就職して10ヶ月位が経った時でした。
当時勤めていた会社の職場環境があまりにも悪く、無理をしていることを自覚しつつも何とか出勤していたのですが、ある日突然、電池が切れたように起きあがれなくなり、そのまま1週間休んでいたら会社の外部取締役に「何でも良いから病院に行け」と諭され、嫌々病院に行き適応障害と診断されました。

当時通っていた精神科の先生に言われたのは、適応障害というのは精神の不調の原因がはっきりしている場合が多く、気分の落ち込みや睡眠障害などの症状が出て来るが、原因を取り除くか休めば比較的短期間で良くなる。原因が職場にあった場合、原因が改善されないまま職場に戻ったら症状も戻ってしまう という話でした。

原因は異常な量の業務、最悪の人間関係 と自分でもしっかり自覚していたので、初回の診察で病名が付いたのを覚えています。

私の場合、職場環境や人間関係が良くないのはいつもの事なので、多少の事は趣味やプライベートの充実で誤魔化していたのですが、自覚している以上に無理が重なっていたようです。

お風呂に入るのがとてつもなく面倒臭くなり、日曜の夜は全く眠れず、おかしいな…と思った翌日、眠れていないのにベッドから起き上がる事が出来なくなりました。
後から主治医に聞いたら、自分で自分の“普通”を自覚するのはとても難しい事で、不調を自覚し始めた時には相当悪くなっていることが多いそうです。

出勤初日

新しく建て直したばかりの綺麗な社屋…、ドキドキしながら事務所のドアを開け「おはようございます!」と挨拶。
広くて綺麗なオフィスに15個ほど並んだデスク。人は座ってるしこっちを見てるのに…誰も返事してくれない…
座る場所もわからないので、誰に聞こうか様子を見つつ入り口でしばらく佇んでいたら、後ろの社長室から社長と部長が登場。
気を取り直して挨拶し、席にカバンを置いた後 朝礼がすぐに始まりました。

改めて挨拶の機会をもうけてもらい自己紹介をするも、それでも返事無し。嫌な予感…。条件は良いけど、それ以外はマジの大失敗かもしれない…と悟った初日でした。

転職は失敗?

前の職場は奇跡的に人間関係に恵まれており、お世話になった先輩もスキルアップの為なら…と笑顔で送り出してくれたのに…。

今回の転職は、“逃げの転職”ではなく、私が資格を取得した話を聞いていた知人が、良かれと思って持ってきてくれた話で、“スキルアップの為の転職”だったのです。
スキルアップは出来ると信じてとにかく仕事を覚えよう!と何とか自分を奮い立て気を取り直してデスクに座ると、”引継資料”と書かれたA4サイズのコピー用紙10枚くらいの綴りが置かれており、
すかさず部長が、「それ引き継ぎ資料だから、それ見ながらやって」と一言。
前任者は1ヶ月前にすでに退職しており、実質引き継ぎは無し。当然コピー用紙10枚に網羅されている訳は無いのであとは手探りでやるしかない。
隣に座ってるパートの女性は挨拶こそしてくれたものの、超忙しそう。

声が掛からなければ前の職場を辞める予定は無かったので、初日から激しく後悔。(決めたのは自分ですが…)
何も考えずに、少しだけ上がる給料と充実した福利厚生に飛びついた自分を責めまくったのですが、もう後の祭り…。
経験上、挨拶できない大人が一定数居る職場にロクなところはないという私の中のセオリーがあるのですが、(有名大手企業のグループ会社です)今思えば、ここも結構やばい会社でした。
想像していた以上に、丸投げ+フォロー無し+評価は常に2割減(針のムシロ) 当時の私のスキルでは超ハードモードな新しい職場での仕事がスタートしてしまったのです。

続きます。

今日のポジティブ日記

無印良品のパスタソースを初めて食べてみました。じゃがいもとトマトのジェノベーゼ美味しいー!!

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